写真の基本

ピント:正しいものをシャープに写す

レッスン 6 / 8

ピントは、見る人の視線がどこに向かうかを決めます。目がぼやけて耳がシャープなら、光がどれほどよくても、写真はどこかおかしく感じられます。このレッスンでは、シャープな部分を狙ったところに置く方法を学びます。

考え方

レンズは一度にひとつの距離にしかピントを合わせられません。その距離にあるものはシャープに写り、それより手前や奥のものは少しずつぼやけていきます。十分にシャープに見える範囲を被写界深度といいます。

被写界深度は3つのことで決まります。

つまり iPhone で背景をやわらかくするには、近づいて、被写体の後ろに距離をとることです。

どこにピントを合わせるか

Chobial では

タップするか、追いかける

手でピントを合わせる

オートフォーカスは、ガラス越し、暗い場所、コントラストの低い被写体、ごく近い距離が苦手です。そんなときは自分で合わせましょう。

  1. コントロールを開いて フォーカス をタップします。
  2. ダイヤルを 近 と ∞(無限遠)の間でドラッグします。
  3. ルーペがピントを合わせている部分を拡大し、フォーカスピーキングがシャープな輪郭を赤で縁取ります。赤が被写体に乗るまで回します。
  4. オート をタップすると、ピントをカメラに任せる状態に戻ります。
瞬間のために置きピンを。自転車がある地点を通るのを待つとき、子どもがすべり台の下に着くのを待つとき。その地点に手でピントを合わせて、そのままにしておきます。被写体が来ても、ピントが迷うことはありません。シャッターを押すだけです。

シャープな範囲を動かす

  1. テーブルの上に、距離の違う3つのものを並べます。iPhone のすぐ近く、中ほど、奥にひとつずつ。
  2. 低い位置から手前のものに近づきます。フォーカス をタップし、ピーキングがオフならオンにして、赤が手前のものを縁取るまでダイヤルを回します。1枚撮ります。
  3. 赤が中ほどのもの、次に奥のものに移るまでダイヤルを回し、そのたびに撮ります。
  4. 1メートル下がって同じことを繰り返します。離れたほうがずっと広い範囲がシャープになることに注目してください。距離とともに被写界深度が深くなるのです。

次は構図、つまりフレームの中のどこに何を置くかです。

よくある質問

iPhone で背景をぼかすには?

被写体に近づき、背景からは離れます。被写界深度は近づくほど急に浅くなります。数歩下がって 2× 以上のレンズを使うのも効果的です。Chobial はソフトウェアでぼけを作りません。写るのは、レンズが実際に生むぼけです。

オートフォーカスがあちこちに飛ぶのはなぜですか?

何が大事かを推測しているからです。写したいものをタップするか、人物やペットの周りの白い角の内側をタップして、ピントがそれを追いかけるようにします。動かない被写体なら、マニュアルフォーカスに切り替えれば、ピントはまったく動きません。

どこまで近づいてピントを合わせられますか?

レンズによって違います。フォーカスのダイヤルを「近」まで回し、iPhone を被写体にゆっくり近づけて、ピタリとシャープになる位置を探します。その距離がレンズの限界です。多くの Pro の iPhone では、0.5× のレンズがいちばん近くまで寄れます。