写真の基本

光:時間帯、向き、やわらかさ

レッスン 8 / 8

写真とは、光で描くことです。露出もピントも構図も大事ですが、人の記憶に残る写真は、ほとんどいつも光の写真です。うれしいことに、光を見る目を養うのに機材はいりません。

考え方

シャッターを押す前に気にかけたい光の性質は3つあります。

1 · 硬いか、やわらかいか

硬い光は、小さく明るい光源から来ます。真昼の太陽、裸電球、スマートフォンのフラッシュ。輪郭のはっきりした濃い影と、明るいハイライトを作ります。やわらかい光は、大きな光源から来ます。曇り空、大きな窓、日光を反射する白い壁。影はゆるやかに消えていきます。やわらかい光は失敗しにくく、人をきれいに見せます。硬い光はドラマチックで、グラフィックです。どちらが上ということはなく、向いている写真が違うのです。

2 · 向き

3 · 色と時間帯

朝と夕方の光は低く、暖かく、やわらかい。真昼の光は高く、ニュートラルで、硬い。日没直後のブルーアワーは、冷たく均一です。曇りの日は、どこもやわらかい光です。ホワイトバランスのレッスンで見たとおり、その色は残すことも、ニュートラルにすることもできます。

光が味方しないとき

状況起きること対処
明るい空や窓を背にした人顔が暗く写る顔をタップするか、空のディテールが残る範囲で、顔がちょうどよく見えるまで露出を上げます。あるいは空を守って、あとから顔のマスクで顔を持ち上げます。
明るく色あせた空空が白い、または薄い空に合わせて露出し(ゼブラが役立ちます)、空のマスクかグラデーションを使います。
顔に当たる真昼の太陽目を細める、目のくぼみが暗い日陰に移るか、太陽が背後に来るように向きを変えてもらいます。
スポットライトや日だまり一部が白く飛ぶ明るい部分に合わせて露出し、円形グラデーションで戻します。
暗い部屋、夕方ブレやノイズ窓の近くへ移り、1× のレンズを使い、高めの ISO を受け入れます。ISO とノイズを参照してください。

Chobial では

光が求めることのほとんどは、もう学びました。明るさを調整する露出、ハイライトを守るヒストグラムとゼブラ、光の色をどれだけ残すかを決める WB。さらに2つ、役立つことがあります。

同じ場所を、1日に3回

  1. 毎日通る場所をひとつ選びます。窓、街角、窓辺の植物。
  2. 朝、真昼、そして午後遅くか夕方に、同じ位置から撮ります。フィルムもフレームも同じにします。
  3. 見比べます。影はどこに落ちていますか。どれがいちばん質感がありますか。どれがいちばんきれいな色ですか。プリントするならどれですか。
  4. 今度は窓辺の人で同じことをします。窓に向かって、窓に対して横向きで、窓に背を向けて。

次のステップ

これで基本はおしまいです。写真がどう露出されるか、動きをどう選ぶか、ハイライトをどう守るか、色とピントのしくみ、フレームの決め方、光の読み方を学びました。ここからは:

よくある質問

ゴールデンアワーとは何ですか?

おおよそ日の出後の1時間と、日没前の1時間のことです。太陽が低いので光は暖かくやわらかく、横から差し込み、質感を引き出して顔をきれいに見せます。天気アプリの日没時刻を見れば、いつ出かければいいかがわかります。

ポートレートにいちばんいい光は?

片側からのやわらかい光です。曇りの日の大きな窓や、明るい壁のそばの日陰など。きつい影やまぶしさで目を細めることなく、顔に立体感が出ます。

真昼にしか撮れないときは?

日陰を探して、人はそこで撮ります。あるいは硬い光を生かしましょう。濃い影と鮮やかな色は、ストリートや建築の写真に合います。強い光の下ではモノクロもよく映えます。